正看護師を目指して

● 准看護師と正看護師

「看護師」には一見わかりませんが大きく分けて2つの資格があります。
「正看護師」と「准看護師」です。

正看護師は、国家資格です。正看護師になるためには、看護師国家試験を受けて資格を取得する必要があります。
准看護師は、都道府県ごとに行われる准看護師試験を受験して資格を取得します。
看護師になるための学校はたくさんありますし、卒業時に得られる受験資格は学校ごとに異なっています。
国家試験受験資格を得られる学校は、看護師専門学校・短期大学・大学・などです。
准看護師資格を得られる学校は、准看護師養成所・高校衛生看護学科などです。

● 准看護師養成所から正看護師になる道

「准看護師」から「正看護師」になるためには、中学卒業後准看護師養成所に入学します。准看護師養成所卒業後、准看護師試験に合格し、実務経験を3年間積みます。
そのあとで「進学コース」と言われる「専門学校」へ2年間通います。
准看護師養成所は、最も早くナースとして働き収入を得ることができますが、働きながら学び続ける必要があります。最短で正看護師国家試験受験資格を得られるのは、22歳。免許取得から少なくとも5年間、働きながら学び続ける努力と忍耐が必要です。

● 准看護師の道はハード

准看護師を経て看護師になる場合、病院勤務が条件、寮に住むことが条件という学校もあります。実務と勉強の両立は大変です。
朝7時から病院で看護師の補助の仕事をして午後1時から4時まで学校の勉強。夜は夜勤。「疲れと睡眠不足で勉強できない…」学校生活は、非常にハードです。
とはいえ、一刻も早く自立しなければならない家庭の事情がある人たちにとって、働きながら学び、家族の生活を支え、資格が取ることができるということはとてもありがたいシステムです。とはいえ、あまりの過酷さに廃止への動きがあることも事実です。

● 一般的な正看護師への道

最も一般的な「正看護師」になるための道は、高校卒業後、専門学校・短期大学・大学のいずれかに進学して卒業後に国家試験受験資格を得るというコースです。准看護師養成所では22歳で国家受験資格を得られるのに比べ、高校卒業後、専門学校か短期大学を卒業した場合は、21歳で受験資格を得ることができます。(大学は22歳)
「専門学校卒業者」は、学習時間の3分の1が実習でみっちり訓練を積むため、医療現場に出たあとに「即戦力になる」と期待されています。
また、現在は医療技術の高度化に対応できる看護師を強く望む傾向があります。そのため「高学歴」で「即戦力」になる人材が求められています。看護大学が続々と増え、看護大学を目指す人も増えてきています。

● 准看護師は約35万人

現在、准看護師として働いている人は、全国で約35万7千人です(平成24年12月)。正看護師は、約101万5千人です。
看護師の勤務先の多くは、地元の個人病院です。地域医療を支える大変重要な役割をになっています。
国立病院や一般病棟で准看護師の新卒者を採用することはありません。医療と看護が急速に進歩する中、高学力で即戦力が期待できる人材が求められているからです。
また、正看護師とほとんど同じような仕事をしているにもかかわらず、給料が低めであるとか、正看護師との格差を感じることがあるといいます。
就職を有利にするために、働きながら正看護師を目指して努力する方が数多くいます。

● 正看護師になるには

准看護師から正看護師になるには、通常2年間養成所で学びます。ほとんどの場合、その2年間は学習に専念し、仕事は休業するという方法でした。2004年からは働きながら学ぶコースも作ろうということで、実務経験が10年以上の方を対象にした「通信制の進学過程のコース」が開設しました。2009年度からは、この進学者を対象にして奨学金制度を開始しています。

● 生涯学習支援

日本看護協会で看護職と生涯学習、キャリアアップを支援する事業を行っています。
奨学金・助成金もあります。

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○○Link集○○

★看護師学校養成所 2年過程通信制(10年以上の実務経験者対象)
⇒ http://www.nurse.or.jp/nursing/education/tushin/

医療業界インフォメーション

★「合格への近道 看護師を目指す人の本」
成美堂出版 田原幸子 監修 950円

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